[アメリカ日記10] ハリケーン・サンディーで停電した

10/28-10/30の3日間ほどサンディーと停電に遭遇しましたので、少しログを残しておきます。

僕はNJ州のWest New Yorkという街に住んでいます。サンディーの中心部分が通過して一番風の強かった地域は免れたものの、まぁ直撃したわけです。ちなみにハリケーンというと竜巻の類いをイメージしていたのですが、調べてみると大ざっぱには台風と同じ気象現象で、発生した地域によって、ハリケーンやらサイクロンやら台風やらと呼び分けているようです。ちょっと強めの台風と考えて差し支えありません。

それで風害とか水害とかが報道されていますが、中でも一番生活に影響があったのが停電です。ニュースによると810万世帯が停電していて、うちのアパートも月曜日の21時から水曜日の朝まで36時間ほど停電しました。現時点での復旧率は20-30%程度なので早く復旧された方で、最大で10日ほどのダウンタイムが予想されています。

29日の18時頃から数分毎くらいで電気が瞬断されるという停電しそうな嫌な状態になりました。何とか持ちこたえて欲しいと思っていましたが、続いて21時過ぎにアパート全館が真っ暗になり完全に停電しました。残念ながら次の日起きても停電したままで、特にやる事もなくて本を読んだり、車で周辺視察をしたり、同じアパートの人とUNOをしたりして、1日過ごしました。実際に停電してしまうと何をしたら良いか分からなくて、ずっとオロオロしていた感じです。今日以降も停電が続けば何処かに電気乞食に行こうと思っていたのですが、今朝無事復旧しまして、僕の目線では公共交通機関が動いていない事意外は日常生活に戻れつつある感じです。

それで数日前からの激しい報道のお陰で、何となく準備していたものの真剣さが足りなくて色々と狼狽えたので、次回に備えて用意すべき項目を列挙します。

懐中電灯
完全に主力なので、最低でも人数分は用意しておいた方が良いです。夜は本当に真っ暗になるので何をするにも懐中電灯が必要です。ちょっとトイレに行ったり、アパートの外に出るにも懐中電灯が必須です。僕たちも1本だけ準備していたのですが、昨夜落として壊してしまいました。落としたくらいで壊れるとは思いませんでしたけども。もし今朝復旧していなかったら懐中電灯を求めて街中駆け回らなければならないところでした。

飲料水
停電するとスーパーは営業できないので追加購入はできません。僕たちは一箱(500mlx24本)準備していましたが、数日間アパートに閉じ込められ得る事を考えると少なかった気もします。現に高層マンションの41Fに住む奥さんの同僚が、停電で実質的に部屋に1日閉じ込められたそうです。1.5リットルx人数分x1週間分くらいは常備した方が良さそうです。

乾電池で動く携帯の充電器
充電できない状況下で携帯の電池が減っていくのは恐怖です。ポータブル充電器が必須です。僕たちは準備していませんでしたが、幸い車から給電できたので何とか持ちこたえました。ただ状況によっては全く車が使えない事もあり得ます。これも故障を考えると人数分あると良いです。

乾電池で動くラジオ
携帯が充電可能なら携帯で大丈夫な気がしますが、携帯が使えなくなるというのはあり得ます。現に手元のVerizonのデータ通信カードが、現時点でも不通のままです(同じVerizonの携帯が使えるのが謎ですが)。2010年代になってもラジオが情報の最終防衛ラインというは、凄い話だなぁと思います。僕たちは準備してなくて車に頼りました。

乾電池
懐中電灯、ラジオ、充電器の電池を十分に用意します。ただ直前だと懐中電灯に必要な単1、単2が手に入りにくいようです。自己放電を考えると単純に備蓄しておけば良いわけではないので難しいです。報道を聞いてすぐに買いに行くくらいの感じになるのかなと思います。

カセットコンロ
皆さんパンを大量に購入されているのですが、電気無しでは調理できず、ひたすら堅いパンをかじる事になります。これではQOLの低下がハンパ無いです。なのでカセットコンロを用意して、簡単な調理を前提とした食べ物を備蓄した方がベターな気がします。加えて3-4本ガスボンベがあれば大分安心できますね。僕たちはこれのお陰で停電中にカレーを食べれました。

食べ物
冷蔵庫無しで日持ちして、調理せずに食べれるものとなると選択肢がかなり少ないです。缶詰とパンくらいしか思いつきません。なのでカセットコンロとセットで考えます。袋ラーメン、ジャガイモとかタマネギとか日持ちする野菜でカレー、シチューなど1口のカセットコンロで簡単に調理できる食べ物を準備するのが良いと思います。

車の給油
停電すると当然ガソリンスタンドが動かないので、直前にガソリンを満タンにしておきます。公共交通機関は軒並み止まりますので、車が無いと実質的にはほぼ移動できません。今回僕たちは準備不足をかなり車に助けられました。携帯の充電やラジオはもちろん、封鎖されている道を迂回する必要はありましたが、被害の少なかった隣町のスーパーに追加の買い出しに行けました。ハリケーン後の復旧フェーズに時間がかかる場合に、被害の少ない地域への移動ができるのはデカいです。

紙の本
電気が無いと暇です。ネットもPCもテレビも使えず街はゴーストタウンなわけです。暇をどうやって潰すかは重要な課題です。停電下でiPadやらKindleやらは役に立ちません。僕は積ん読な本を何冊か常備しておくのがベストプラクティスだと思います。技術書はPCやネットが使えないと実質的は読めないので、小説とか本だけで読める種類のものが良いです。僕はたまたまHolesという本が手元にあったので、それを読んで時間を潰しました。どうでもいいですが面白かったのでオススメです。

まとめ

他には現金とかブランケットとか言い出したら色々ありますが、まぁこれだけあれば生きて行ける気がします。漏れとかあれば教えてください。停電を経験したのがこれで初めてです。最初は停電して電力会社に怒りを感じたのですが、それもおかしな話ですね。どれだけ電気に依存してるかが再確認できました。

ちなみに去年もアイリーンというハリケーンのせいで400万世帯が停電しているようで、日本の本州で台風に遭遇するくらいのノリでハリケーンに遭遇するようです。最先進国のはずのアメリカが台風くらいでこんなにダメージを受けるというのが凄く意外です。マンハッタン中が丸2日止まったし、地下鉄なんかは復旧に最大で1ヶ月かかるらしいです。オバマは大統領選のキャンペーンを数日キャンセルして台風対策に奔走。経済損失が200億ドルを超えるとかいうニュースが飛び交っています。200億ドルも損失出るんならNASAとかが頑張って事前に消したり方向変えたりできないの?とか考えるのはSF過ぎるんでしょうか。

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